河村市長は「(署名が必要な)36万5000人が立ち上がらなければ(恒久)減税も地域委員会もできない。市会議員の給料も下がらない。最後は市民に任せられている」と訴えた。港区の無職男性(64)は「議会解散をしなければ河村さんのやりたいことはできない。議会は信を問うべきだ」と署名集めを担う受任者を募るはがきを受け取っていた。
しかし、この日の街頭活動は市職員が勤務時間中の午後2時45分にスタート。特別職の市長に勤務時間の定めはないが、ある職員からは「市政の課題は山積。基礎自治体は市民に直結して生活を守るもので、一刻の猶予もないはず」との批判も。街頭活動を聞いた名東区の井沢陽子さん(74)は「県や国との癒着に風穴を開けた」と評価する一方で「意見が違う人の言うことに耳を傾けない姿勢は民主主義じゃない。(平日は)市民から寄せられている意見を勉強する時間にあててほしい」と話した。河村市長は「減税と地域委員会を継続するのは市の仕事。今日も行政の仕事の一つだ」と反論した。【高橋恵子】
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